
当会に寄せられた、ある町民の方からの驚くべき情報提供によって、元白子町地域プロジェクトマネージャー・今井恵一氏をめぐる問題は、全く新しい、そしてより深刻な局面を迎えたことが明らかになりました。
香川県綾川町の広報誌「広報あやがわ令和7年12月号」で、新しく着任した地域プロジェクトマネージャー・今井恵一氏に対し、前田町長は「これまでの豊富な経験を通じた伴走支援をしていただきたい」と期待を寄せた。しかし、その輝かしい期待の言葉の裏に隠された「経験」の正体を、綾川町は、そして同町の住民は知っているのだろうか。
我々が追及する白子町での税金浪費問題の当事者である今井氏が、懲戒処分や住民訴訟の事実を抱えたまま、県を越えて再び同じ公職に就いた。これは、単なる再就職の問題ではない。自治体の採用責任と、一人の社会人としての誠実さが問われる重大事案である。
【証拠写真】語られる「期待」と、語られない「過去」

▲香川県綾川町の広報誌「広報あやがわ12月号」9ページに掲載された今井氏の記事
写真の中で、今井氏は任命書を手に、町長と並んで写真に収まっている。広報誌は、同氏の輝かしい経歴を紹介するが、その経歴には決定的に重要な事実が抜け落ちている。今井氏が白子町で残した、決して誇るべきではない、以下の「経験」だ。
・「職務専念義務違反」:勤務時間の約7割を株価確認や求人情報検索に費やした。
・「懲戒処分」:上記を理由に、白子町から「停職1か月」の懲戒処分を受けた。
・「給与返還請求」:職務不提供を理由に、126万円の給与返還を請求されている。
・「住民訴訟」:現在、上記の給与返還を求める住民訴訟の当事者となっている。
綾川町は、これらの事実を知っていたのか。
そして綾川町の前田武俊町長は、この「経験」をも含めて「伴走支援を期待する」と述べたのだろうか。
ブログで語る理想、法廷から逃げる現実
さらに驚くべきは、今井氏本人の姿勢である。 同氏は、白子町から正式に訴訟告知を受け、法廷で自らの行いを説明する機会があったにもかかわらず、その裁判を欠席した。司法の場での説明責任から逃げたのだ。
その一方で、自身のブログでは、まるで白子町や私たち原告をあざ笑うかのように高尚な理想を語っている。
「美しい日本へ。他人を貶めるのでなく、人口減でもしなやかに生きるコミュニティを目指して。」 「官民共創で予算は企業に。ベネフィットを明確にして。お値段以上の結果を残し、未来へ投資。 目標です。」
我々は、今井氏個人を貶めたいのではない。税金の使途と公務員の責任について、事実を基に問いただしているだけだ。白子町で「お値段以下」の結果しか残さなかった人物が、その事実と向き合うことなく、どうして「未来へ投資」などと語れるのか。
今井恵一氏に問いたいのは、美しいコミュニティや官民共創をブログで語る前に、まず一人の社会人として、そして訴訟の当事者として、法廷に出廷すべきではないだろうか。あなたの言う「他人を貶める」ことのない公正な司法の場で、自らの過去について誠実に説明責任を果たすことこそ、あなたが今、真っ先に取り組むべき「目標」であるはずだ。
次回、第二回期日が4月27日(月)千葉地方裁判所で開かれるが、今井氏は法廷に現れるのだろうか。
住民が突きつけた採用責任への問い
この事態を看過できないと考えた白子町の住民は、既に綾川町長に対し、採用の正当性を問う厳しい質問状を送付している。その核心は、綾川町の採用プロセスそのものにある。
1.今井氏は、応募時の履歴書に「懲戒処分歴を記載」していたか。
2.採用過程で、給与返還請求や住民訴訟になっている事実を「申告」していたか。
3.綾川町は、採用にあたり白子町に照会するなど、「事実関係を確認」したか。
4.もし事実を把握した上で採用した場合、その「判断理由」は何か。
これは、採用された今井氏個人の問題だけでなく、公金を用いて職員を雇用する自治体として、綾川町が最低限果たすべき確認義務と説明責任を問うものだ。
「知らなかった」では済まされない。綾川町が抱えるリスク
今後の綾川町の回答は、二つの重大な可能性を示すことになる。
一つは、「知らなかった」という回答。この場合、今井氏の「経歴詐称」の疑いが濃厚となり、綾川町は候補者の経歴確認を怠った人事管理の杜撰さを批判されることになるだろう。
もう一つは、「知っていたが採用した」という回答。この場合、綾川町は、懲戒処分を受け、訴訟から逃げている人物を、なぜあえて町の重要プロジェクトを担うマネージャーとして適任と判断したのか、その合理的理由を住民に説明する責任を負う。
どちらに転んでも、綾川町が重大なリスクを抱え込んだことに変わりはない。この問題は、白子町だけの問題ではない。綾川町の対応を、我々は注視している。
追伸
本日(2026年04月24日)第2回口頭弁論が実施されたが、今井氏本人は千葉地裁からの要請にも無回答のまま欠席。今井氏は白子町長(法律顧問・弁護士)からの要請(千葉地裁への出廷要請)に対しても無回答、完全沈黙を続けている。
市民オンブズマンの会白子・会長 拝