本日(2025年06月20日・金)開催、令和7年度・第2回 白子町議会冒頭に実施された、緑川輝男・町長の所信表明を傍聴しました。内容は、選挙期間中に広報で訴えた内容と同様でした。


本日の「一般質問」の項目である、下記に関する市民オンブズマンの会白子(以下、当会)会長の見解を示します。
【A】【新たなスーパー誘致】
☞ 緑川町長が白子町民に対して明確に説明すべきは、下記の ❶~❹である。
❶ スーパー誘致公約の実現性と初動対応について町長が掲げたスーパー誘致公約について、実現の見通しや町の財政的対応を問う。
❷ これまでも町は複数の事業者と交渉してきたが、今回の取組は何が異なるのか。スーパー誘致の実現可能性をどのように判断し、課題をどう認識しているのか。
❸ スーパー誘致対策チームは、どのような体制で設置し、どのような役割を担うのか。
❹ スーパー誘致に係る町の公費支出の規模、支出対象および財源の見通しについて
❺ スーパー誘致への公的支援が、既存の民間事業者 ※の営業を圧迫することにならないか、町の認識を問う。
※ 【解説】
食品スーパー・ハヤシ白子店閉店に伴う白子町民の不便解消のため、真摯な企業努力を行っている企業は既に複数社白子町に存在している。カスミ社( 移動巡回販売車 )、ウエルシア白子店、ヤックスドラッグ白子店は来店・利用者数の利便性向上に向け、夫々が日々企業努力を重ねており、現在では相応の数の白子町民が利用している。更に、白子住民の店内雇用も創出しており、夫々取引先との取引を通じて白子町経済に貢献している。
民間ビジネス( 厳しい経営環境下でも、白子町民の期待に応えようと格闘している )に対する「現状認識」と「判断力」を欠いたまま、既存の在白子町・民間企業(3社)に行政が無用な経営圧力( 行政による民業圧迫 )をかけるかもしれないという危機意識が、そもそも緑川 輝男町長に有るのかを問う。
☞ 民間企業の厳しい経営実態を理解しないまま、自己の選挙戦に際して ” 口当たりの良い ” 、” 聞きざわりの良い ” スーパー誘致 を軽々と訴え、所信表明でも得々と語る緑川輝男氏の姿に( 残念ながら )強い不安と疑問を感じる。白子町民 及び 既に地域住民に貢献している複数の白子企業に対する丁寧な説明を求める。行政トップとしての賢明な選択を期待する。
【会長・個人所感】
「白子町に新たなスーパーを誘致しよう」( 緑川 輝男町長 )の政策課題設定はピント外れであり、民業圧迫の懸念を払拭できない。ビジネス経験者の視点では、白子町の( 食品 )スーパーは既に、過剰出店( オーバーストア )状態である。新たなスーパー誘致は、仮に「スーパー誘致対策チーム」を設置しても徒労に終わることは必定である。( 政策課題の設定がそもそも間違っており、どんなに職員が努力しても実現できない )
既存出店スーパー( 移動販売車を含め )の利活用・側面支援、白子町以外のスーパーに出かけて購入している白子町民の地元店・利活用活性化政策( 地産地消 )実現が、緑川輝男町長が本来目指すべき政策課題と思量する。
市民オンブズマンの会 会長