白子町民各位 2024年04月03日(水)
件名:白子町立小学校統合を巡る白子町議会の動き(03月13日議会で予算案否決)
連載第三弾〔03〕です。
<連載理由>
白子町民にとって過年度より課題であった白子町立小学校統合問題。関係委員の適切かつ地道な努力を経て「現在の3校を統合して、1校にするべき」との白子町小学校適正配置等検討委員会の方針が示されたが、関連予算が否決される事態となった。
<会議録>(速報)
令和 06年度 第 01回 白子町議会(第02号)(2024年03月13日開催)のインターネット中継を視聴しました。学校統合を巡る箇所を抜粋して情報共有致します。尚、文末に会議録(A-4版 03枚 Pdf版)を添付しています。
議員:大多和 秀一
それでは総務常任委員会に付託されました議題第18号令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算について、審議の結果と経過について報告いたします。
令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算の審査については、第1回定例会議初日の会議に おいて、所管する範囲に限り本委員会に付託されました。第1回定例会の会期中 、3月8日に会議を開催し所管する総務課、企画財政課、税務課、会計課、選挙管理委員会、監査委員及び議会事務局の予算について、町長をはじめとする執行部から詳細なる説明を聴取し つつ、慎重なる審査を行いました。(略)
詳細は報告書を参照いただきたとい思いますが、会議において 5名の所属議員より13項目の質疑・意見が有りました。又、事務事業、予算の執行に際し、一層の検討を加えるべきものとして、執行部に対し4項目を要望しました。以上を踏まえ採決の結果、反対多数によりまして本委員会は、令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算について、否決すべきとの結論に達しましたことをご報告致します。
日付:令和6年3月13日 委員長:大多和 秀一、副・委員長:長島 誠一、委員:今関 勝
巳、酒井 良信、宗島 理仁、大多和 正夫、秋葉 広行、大塚 貴充。
委員各位におかれましては、ご賛同の上、委員会報告の通りにて賜ります様宜しくお願い致します。以上です。
議長:梅澤 哲夫
ご苦労様でした。(略)
議長:梅澤 哲夫
日程を追加し、令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算修正の動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。(略)今関 勝巳君他2人から、お手元に配布致しました修正の動議が提出されています。従ってこれを本案と合わせ、議題とし提出者の説明を求めます。
今関 勝巳君
議員:今関 勝巳
今期定例会において執行部から提案のありました、議案第18号令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算について、お手元に配布の通り修正の動議を提出します。提出資料を読み上げます。
令和6年3月13日 白子町議会議長 梅澤 哲夫様
発議者:白子町議会議員・今関 勝巳、白子町議会議員・酒井 良信、白子町議会議員・今井 滋則
<議案第18号令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算に対する修正動議>
上記の修正動議を地方自治法115条の3及び会議規則第16条第2項の規定により別紙の修正案を提出します。資料は2枚目をご覧ください。議案第18条令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算に対する、修正案議案第18号令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算の一部を次のように修正する。
第1条中、52億3,600万円を51億1,600万円に改める。修正案は3枚目にある「小学校設計業務委託料」の1億2,000万円を減額修正するものです。以上、小学校統合に向けた進め方に疑義があるため、設計業務委託料の1億2,000万円を減額修正ということで提案します。議員各位に置かれましては、ご賛同賜ります様お願い申し上げ、提案説明と致します。
議長:梅澤 哲夫
以上で説明が終了いたしました。これより議案第18号令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算の修正案について、質疑を行います。質疑がないようですので質疑を終結します。討論に入ります。まず原案に賛成の発言を許します。
宗島 理仁君
議員:宗島 理仁
私は令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算(原案)に賛成し、令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算修正案に反対の立場から討論いたします。令和4年5月に発足した白子町小学校適正配置等検討委員会により、保護者アンケート、学校視察、意見交換等を実施し、様々な見地から出された最終答申を基にすると、現在の3校を統合し、1校にすべきであるとのこと、また校舎は、津波の被害が受けにくい 3階建ての新築校舎が望ましく、 小中一貫校を視野に入れ、中学校敷地内に校舎を建設することが記されています。
今回原案で計上された小学校建設事業における小学校設計業務委託料:1億2,000万円については、令和6年度に策定予定の小学校建設に関する基本方針及び基本計画案に密接に関係しており、どちらが欠けていても小学校統合に関して、遅れが出ると強く懸念されるものであります。
私は小学生の子を持つ親として、現状を話せば白潟小学校1年生の生徒は、22名であり、その内、男子生徒は7人です。昨日行われた、全員協議会での教育長の発言の中にありました「より良い学習環境の構築や、狭い交遊関係からの脱却」は、複式学級が予想されている令和11年以前よりも前の、今起きている喫緊の課題です。
更に、社会情勢に目を向けてみれば、原油価格の高騰による輸送コストの上昇や、人件費が大きく上昇しており、これらを含めた建築資材価格高騰の影響は、今後も続くと見られる中で、先延ばしすることは、町の財政にとっても大きな損害を被ると考えます。
児童が集団の中で、多様な考えに触れ、協力しあい、切磋琢磨することを通じて、一人
一人の資質や能力を伸ばしていける環境作りのためにも、又、一定の規模の児童集団を
獲得できることで可能となるバランスの取れた教職員集団や学習支援員、特別支援員を
配置するためには、小学校設計業務委託は必要な予算であると考えます。
一方で、地方のコミュニティの精神的な支柱とも言える学校を統合する際は、3小学校が築き上げてきた伝統を無視すること無く、良さを拾い出し、引き継ぎながらも新しい形を作っていくことを強く要望し、子を持つ親の責任として子供たちにより良い教育環境の整備を進めていくことこそ、私達の務めであると思い、本修正案に反対するものであります。以上です。
議長:梅澤 哲夫
これより修正案に賛成者の発言を許します。
議員:大多和 秀一
私は修正案に賛成の立場から討論いたします。まずは小学校 適正配置の検討委員会委員の皆様には2か年にわたり慎重なる審議をいただき、誠にありがとうございました。貴委員会の最終答申を踏まえ、これから適正配置に向けた基本方針、基本計画案が策定されていくものと思われます。
しかし、 統合が決定をされた訳ではなく、令和6年度に( 発言不明瞭で聴取出来ず・意味不明 )されている、、、 アッ!!? 令和6年度に予定されている令和7年2月の教育委員会定例会の議決を経て決定されるものとなっています。従って令和6年度当初予算案に、小学校建築事業費が計上されることは不可解であり、今後の協議が必要であるものと思い、修正案に賛同するものです。以上、賛成討論と致します。
議長:梅澤 哲夫
他にありませんか。 討論がないようですので討論を終結致します。
これより議案第18号令和6年度白子町一般会計歳入歳出予算の採決を致します。まず本案に対する今関 勝巳君他2名から提出された修正案について起立によって採決致します。本修正案に賛成の諸君は起立願います。起立の結果は、可否同数です。従って、地方自治法第116条第1項の規定により議長が議案第18号令和6年度白子町一般会計歳入歳修正案について議案は可決と致します。従って修正案は可決されました。
以下余白
<参考>上記資料(Pdf)は、下記より確認できます。
https://drive.google.com/file/d/1PNFwzh-oAYbCSnl6rXnGsnRr084v_1CM/view?usp=sharing
<解説>
次号以降、議員・大多和 秀一、議員・今関 勝巳、議員・宗島 理仁、改めて 大多和 秀一の順番で発言内容を精査する。
市民オンブズマンの会白子 会長
追伸:過年度に渡る杜撰な契約管理(不適切な随意契約締結を含め)により白子町が議会の会議録を発注している(株)会議録研究所。これまで同社が作成する会議録(素案)が白子町(議会事務部局)に納品されるのが、議会終了後約 2カ月後である。私自身が白子町の会議録を作るなら、議事録程度なら、どう転んでも(片手間で)3日以内に完成・納品出来ます。もし、専業でやれば、8時間以内に完成します。
<会議録の作り方>❶ 議会インターネット中継をパソコンで再生 ⇒ ❷ パソコン内に音声を取り込み ⇒ ❸ 自動文字起こしソフトでテキストデータ化 ⇒ ❹ 人間の耳でしか聴取できない箇所を加筆補正。今どき、無料ソフトが豊富に利用できます。こんな単純作業に、令和 5度予算を見ると、会議録作成の委託料として【 年間 82万 5千円 】が組まれています。
白子町民の税金の無駄使い。こんな無駄使いを少しでも節約して、「子育てに格闘するお父さん、お母さん」の支援に税金を使って欲しい。。。