<174>【映画・生きる LIVING】〔閑話その13〕

黒澤明監督の名作「生きる」(1952年公開)が、2023年英国でリメイクされました。映画「生きる LIVING」の舞台は1953年。第二次世界大戦後のロンドン。仕事一筋に生きてきた公務員・ウィリアムズの生き方を描きます。お薦め映画です。

監督:オリヴァー・ハーマナス / 脚本:カズオ・イシグロ(ノーベル賞作家)

<所感>

黒澤明監督の「生きる」(1952年公開)は不朽の名作ですか、現在鑑賞するには、白黒映画であり、画面は総じて暗く、主人公の演技は少々過剰にも感じます。本作「生きる LIVING」では、舞台を英国に移し英国紳士を演じる主演男優・ビル・ナイの抑制の効いた演技が光ります。なんだか名優・小津安二郎の演技と重なります。

<参考>「生きる」(黒澤明・監督)《あらすじ》

町役場で働き、30年間無欠勤のまじめな男。ある日、彼は自分が胃癌であることを知る。命が残り少ないと悟ったとき、彼はこれまでの事なかれ主義的な生き方に疑問を抱き始める。そして、ある町民から出された小公園建設に関する陳情書に目を留める。自身の人生を悔やみ始めていた彼は、最後に町民のために奔走する。

市民オンブズマンの会白子 会長

投稿者: 市民オンブズマンの会白子

【会長略歴】千葉県白子町住民。内部監査士。1958年生まれ。前職(商社勤務)時より日系企業の東西経済回廊諸国(タイ国+周辺諸国)進出支援の講演(JETRO他)多数。専門は危機管理(世界銀行、国連・国際防災戦略事務局、JICAでの講演・公的調査、査読論文他)。趣味は散歩。特技は国境陸路越え。東西回廊横断:ベトナム カンボジア タイ ミャンマー バングラデシュ/縦断:中国 ラオス タイ マレーシア シンガポール 。【ニックネーム】❶伊能忠敬 夢酔独言 ❷伊能忠敬 九十九里海岸。

コメントを残す