<35>白子町処務規定<コンプライアンス意識欠如・弛緩した規定>※2022年03月30日

【市民オンブズマンの会白子】〔会長・所感〕

❶ 民間企業(従業員:数万人規模)監査部員として、国内・海外の部店、子会社・関係会社の ” 内部監査 ” 業務に過年度 従事していました。

❷ 民間企業を ” 内部監査してきた経験 ” から白子町・幹部職員の言動を見ると、『コンプライアンス意識の希薄さ、緊張感の欠如』『 ” 文書は白子町民の財産 ” であるといった社会では広く一般的な ” 共通認識・常識 ”となっている意識の ” 致命的な欠如 ”』に心底驚かされます。

❸ 幹部職員の ” 弛緩した発言 ” ( 白子町民を自分より一段下に見る 潜在意識 )は、民間企業では そうした ” 発言 ” を業務上で行うこと自体が、コンプライアンス規則の ” 重大な違反 ” に該当します。

❹ 民間企業で同様のことが発覚すれば、早急な ” 再発防止 ”と ” 改善策 ”の策定と監査部(経営トップ)への報告、対応策の実施が求められる ” 重要 監査指摘 事項 ” となります。どう控えめに言っても『 問責対象 』となるレベルです

令和 3年 4月 13日に 白子町監査委員事務局が作成・公開した『 職員陳述書 』出席者幹部の発言の中で、文書保管に関して一番発話量の多い 幹部職員の発言は『 問責対象 』となる典型例です。 ” コンプライアンス意識 ”、” 書類保管意識(町民への 説明責任意識)” の欠如を 改めて指摘せざるを得ません。白子町行政を大きく揺るがすことになった ” 住民監査請求手続き ”の『 職員陳述書 』という公文書に、自ら発言し記録・公開された内容には幹部職員として 大きな責任とその責任を負う必要があります。

【参考】<34>白子町監査委員事務局作成『職員陳述書』※ コンプライアンス意識を概観 の 記事 を参照下さい。

https://drive.google.com/file/d/18-eUsiIkQQZHJZ-0oPkRLIm3Yu-0pcgT/view

白子町処務規定 の一部に ” 文書管理 ”に関する項目【 第 3類 行政通則>第 1章 組織・処務> 白子町処務規定 /編さん、保存 及び 廃棄 】が有ります。民間企業(日本社会では一般的な共通認識)の視点から規定を見ると、極めてコンプライアンス意識の薄い、住民への緊張感を喪失した ” 弛緩した規定 ”(要は職員に大甘な、町民に不誠実な規定)となっています。今後、関連規定の見直し、職員の 罰則規定 の明確化等、改訂検討開始を求めていきます

以上

投稿者: 市民オンブズマンの会白子

【会長略歴】千葉県白子町住民。内部監査士。1958年生まれ。前職(商社勤務)時より日系企業の東西経済回廊諸国(タイ国+周辺諸国)進出支援の講演(JETRO他)多数。専門は危機管理(世界銀行、国連・国際防災戦略事務局、JICAでの講演・公的調査、査読論文他)。趣味は散歩。特技は国境陸路越え。東西回廊横断:ベトナム カンボジア タイ ミャンマー バングラデシュ/縦断:中国 ラオス タイ マレーシア シンガポール 。【ニックネーム】❶伊能忠敬 夢酔独言 ❷伊能忠敬 九十九里海岸。

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